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バンコク爆弾テロは「ウイグル族の報復」  タイ警察長官が初めて言及

2015年9月16日(水) 02時07分(タイ時間)
【タイ】8月にバンコクで起きた連続爆弾事件について、タイ警察のソムヨット長官は15日、タイ軍政が今年7月、不法入国で逮捕した中国籍のウイグル族109人を中国に強制送還したことへの報復として、ウイグル族が関与する組織が爆弾テロを実行したとの見方を示した。

 タイ当局の取り締まりで「ビジネス」を潰された人身売買業者による犯行という、これまで通りの見方を示した上で、もう一つの原因として、強制送還に対する報復を挙げた。

 タイ軍事政権の高官がウイグル族の強制送還と連続爆弾事件の関連を認めたのは初めて。軍政は今回の事件で、「テロ」、「テロリスト」、「ウイグル族」という言葉を徹底して避け、タイの報道機関にも協力を求めていた。

 タイは観光が主要産業で、「テロ対象国」というレッテルは是が非でも避けたいところ。また、「ウイグル族」は外交的に微妙な問題に発展する恐れがあり、こちらも口にしたくない言葉だったようだ。しかし、事件の容疑者の多くはウイグル族関係者とみられ、これ以上、言及を避けるのは不自然と判断したもようだ。

 ウイグル族は主に中国の新疆ウイグル自治区に居住し、ほとんどがイスラム教徒。中国政府による弾圧を逃れ、東南アジアなどに脱出するケースが増えている。一部は民族的に近いトルコが引き取っているが、中東に渡り、過激派組織に加わることもある。

 強制送還されたウイグル族は中国で処罰される可能性が高いとみられ、タイ軍政が中国に強制送還した翌日には、送還に抗議するトルコ人のデモ隊がイスタンブールのタイ領事館に突入し、窓ガラスを割ったり、備品を壊すなどした。欧米諸国もタイ軍政の対応を非難した。
《newsclip》

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