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8カ所で連続爆弾テロ 3人死亡、13人負傷 タイ深南部ナラティワート

2015年9月18日(金) 15時09分(タイ時間)
【タイ】17日夜、タイ深南部ナラティワート県ラゲ郡の8カ所で爆弾が爆発し、住民2人と兵士1人が死亡、13人が負傷した。

 死傷者が出たのは8カ所のうちの1カ所で、バイクに仕掛けた爆弾が爆発した。犯行に使用されたバイクは今月14日、ラゲ郡で射殺された少女(17)のものだった。

 深南部では14日、ヤラー市郊外の道路脇で爆弾が爆発し、現場を通りかかったピックアップトラックに乗っていた兵士5人が負傷。16日にはパタニー県の道路脇で爆弾が爆発し、徒歩でパトロール中の兵士1人が死亡した。

 いずれもタイ深南部の分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力による犯行とみられている。

 タイ軍事政権は武装勢力との和平交渉に乗り出し、服役中の組織幹部の仮釈放を17日に発表するなど、宥和姿勢を見せていた。


〈タイ深南部〉
 マレーシアと国境を接するタイ深南部(ナラティワート県、ヤラー県、パタニー県の3県とソンクラー県の一部)には、もともとイスラム教徒の小王国があったが、1902年にタイに併合された。現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語を話せない人も多い。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域で、行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生などはタイ国内で最低レベルにとどまっている。
 深南部のマレー系イスラム教徒住民によるタイからの分離独立運動は断続的に続き、2001年から武装闘争が本格化。2004年4月には、警察派出所や軍基地を襲撃した武装グループをタイ治安当局が迎え撃ち、1日で武装グループ側108人、治安当局側5人が死亡した。同年10月にはナラティワート県タークバイ郡で、住民の逮捕などに反発したイスラム教徒住民約3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局による発砲などで7人が死亡、約1000人が逮捕され、逮捕者のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。両事件でマレー系イスラム教徒住民のタイ政府への反発は強まった。
 タイ政府は常時10万人以上の兵士、警官を深南部に送り込み、力で鎮圧を図ってきたが、現在も銃撃、爆破、放火事件が頻繁に起き、事態が改善するめどは立っていない。
《newsclip》

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