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中国:建材に基準値超のホルムアルデヒド、“偽装表示”も横行

2015年9月24日(木) 17時46分(タイ時間)
【中国】合板やフローリングなど建築材料の一部に、発がん性物質のホルムアルデヒドが含まれている――との調査結果が中国で報告された。

 中国経済報刊協会と中国林産工業協会が共同調査を実施。ホルムアルデヒド発散建材に対する監視体制が整っていない業界の現状を暴露している。北京商報が24日付で伝えた。

 今月20日から第1陣として、6省・直轄市にある17カ所の建材卸売市場、20社の合板・フローリングメーカー・買付業者、一般住宅を対象に調査。ホルムアルデヒドの発散量が国の安全基準を超過する建材が一部で流通している実態を把握した。基準値を超過しているにも関わらず、「ホルムアルデヒドの含有ゼロ」と謳って商品を販売する悪質業者も散見されたという。

 合板やフローリングなどの建材市場の混乱は、中国で依然から伝えられてきた。9月上旬に上海市と四川省成都市の品質管理当局が発表したフローリング業界調査でも、問題製品の存在が指摘されている。上海市での同調査では、対象となったフローリング木材の38%が不合格という結果。成都市でも、11商品の不合格が明らかにされた。

 中国製のフローリングを巡っては、その安全性を危惧する声が海外でも聞かれる。米大手放送局CBSは今年3月、米フローリング木材販売大手のランバー・リクイデーターズが中国で製造した製品に基準を超えるホルムアルデヒドが含有していた――と報じた。これを受けて同社は5月、中国から輸入している問題商品の販売停止を発表。中国製フローリング木材の品質を調べるチームを結成した上で、調査結果が出るまで販売しないと宣言した。

 発がん性物質であるホルムアルデヒドは、接着剤、塗料、防腐剤などの成分。安価なため建材に広く用いられているが、空気中に放出され人体に悪影響を及ぼす。2009年、国際がん研究機関によって「骨髄性白血病の原因物質」に指定された。
《亜州IR株式会社》

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