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中国輝山乳業、「乳製品に有害物質含有」の報告否定

2015年9月30日(水) 14時07分(タイ時間)
【中国】中国乳業大手の中国輝山乳業HD(6863/HK)は28日、河北省食品薬品監督管理局による粉ミルク成分調査結果に異議を唱える声明を発表した。

 検査手続きの不備、検査結果の誤りなどを主張。まず異常が見つかった場合、企業に通知するべきと指摘した。そのうえで、「反論の機会を与えない一方的な やり方は不公正だ」と強調している。

 また、河北省食品薬品監督管理局が瀋陽で輝山乳業7品目を緊急調査したところ、品質面の問題が確認されなかったと補足。自社製品に安全面の不備はないはずと繰り返した。

 さらに第3者機関を通じて自社で今年6月に行った検査を紹介。指摘された製品を含む自社乳製品のすべてで、チオシアン酸ナトリウム(NaSCN)含有量が正常値の0.7~2.74mg/kgにとどまっていたと説明した。また国が定める上限基準10.0mg/kgについても、「参考値であって、法的拘束力はない」と強く反論している。

 河北省食品薬品監督管理局はこのほど、中国輝山乳業が製造・販売する牛乳製品から国の安全基準値を超えるNaSCNが検出されたと発表した。同社に対して、問題製品の販売停止を命じている。また河北省内で販売される同社製の乳製品その他7商品について、抜き取り調査の実施を緊急決定した。遼寧省食品薬品監督管理局も26日、関連製品の検査に着手。製品を製造した遼寧省錦州市の同社工場に係官を急派し調査を始めたとされる。

 河北省当局の発表によると、秦皇島市食品市場監督管理局が実施した乳製品に対する品質検査で問題が発覚した。同社が生産した「輝山カルシウム強化牛乳」について、有害物質NaSCNの含有量が15.20mg/kgに達していたことを明らかにしている。国の安全基準(10.0mg/kg)の1.5倍に相当する量に上る。

 殺菌作用を持つNaSCNは、原乳などに加えると細菌の繁殖を抑えることができるが、少量でも人体に入れば甚大な危害を及ぼす。このため中国では2008年になって、食品への人為的な添加を禁じた。植物や、動物の血液や唾液などにNaSCNが微量に含まれている(通常は3~5mg/kg程度)ことを考慮し、10.0mg/kgを食品含有量の上限として定めている。
《亜州IR株式会社》

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