【中国】国際銀行間通信協会(SWIFT)がまとめた最新統計で、中国の人民元が今年8月、国際決済通貨として世界4位のシェアを占めたことが分かった。日本円を初めて追い抜き、米ドル、ユーロ、英ポンドに続く第4の通貨へと浮上している。複数メディアが6日伝えた。
SWIFTによれば、8月の最終週に人民元の利用が急増。8月全体の決済額は、前年同月比で50%増、前月比で20%増と大きく伸びた。中国人民銀行(中央銀行)による人民元の「実質的な切り下げ」が影響した格好。人民銀は8月11日、対米ドルでの人民元基準値の決定方法を見直す形で、約2%の事実上の元切り下げに踏み切った。
ただ、主要3通貨に比べれば、人民元の利用シェアは依然として低い。国際決済に占める人民元建ての比率は2.79%だった。これに対し、米ドルは44.82%、ユーロは27.20%、英ポンドは8.45%。5位の日本円は2.76%で推移した。
とはいえ、中国政府が人民元の国際化に力を入れるなか、世界的にそのプレゼンスが増してきていることは事実だ。SWIFTの統計によれば、2013年半ばまで10位圏外だった人民元のシェアは、その後大きく上昇。2014年12月には、カナダドルとオーストラリアドルを一気に追い抜き、5位圏内へランクインした。
中国政府は今年、国際通貨基金(IMF)が行うSDR(特別引出権)構成通貨の見直しで、人民元の採用を目指している。SDR採用が決まれば、人民元の国際化が一段と加速する見通し。
中国:人民元が世界4位の決済通貨に浮上、日本円初めて追い抜く
2015年10月8日(木) 14時08分(タイ時間)
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