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中国:江蘇省の小学校運動場で有毒物質問題、児童に健康被害続出

2015年10月15日(木) 14時01分(タイ時間)
【中国】中国中央ラジオ局によると、江蘇省の蘇州、無錫、南京、常州など各市の小学校で最近、児童が集団で鼻血やめまい、発疹などの症状を訴える事態が相次いで起きた。

 運動場トラックの樹脂舗装から漂う異臭と関係があるとみられている。樹脂舗装に粗悪品が使われ、トルエン、ジメチルベンゼン、鉛などの有毒物質が含まれている恐れがある――と専門家は指摘した。

 報道によると、蘇州市で9月、開校直後の元和小学校で、児童が次々と鼻血を出し、めまいを訴える事件が発生。学校が調べたところ、トラック舗装の施工業者が、他業者の環境検査報告書を提出していたことが発覚し、学校が舗装を撤去した。その後、無錫、南京、常州の小学校でも、トラック舗装に対する疑惑が広がった。保護者は学校側に対し、第三者機関による調査を求めているが、中国では屋外トラックの舗装に関する環境検査基準がなく、着手できていない状況だ。

 1990年代からトラック舗装を手がける老舗業者によると、最近は人件費が高騰する一方で、舗装工事の施工単価が下がっているという。業者の中には利益確保のため、舗装に安価で粗悪な材料を使う例が増えている。

 南京林業大学理学院の専門家は、トラックを一周して異臭がすれば、有毒物質が混入されている可能性が高いと指摘する。有毒物質のうち、トルエン、ジメチルベンゼンは皮膚のかゆみやめまいを起こすが、施工後1週間で揮発するため、被害が相対的に小さい。一方、舗装の凝固に使われる鉛塩は、汚染が半永久的で、体内に蓄積する恐れもある。弾力を増すため使われるフタル酸エステル類などの可塑剤は危険が最も大きく、不妊の原因にもなるという。
《亜州IR株式会社》

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