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インドネシアが中国規格を正式採用、高速鉄道プロジェクト調印

2015年10月18日(日) 21時42分(タイ時間)
【中国】中国とインドネシアは16日、首都ジャカルタと第2都市バンドンを結ぶ高速鉄道の建設契約を交わした。双方は今年3月以来、密接な交渉を続けていたという。国家発展改革委員会が報告した。

 中国鉄路総公司をはじめとする中国企業連合を通じ、インドネシア国営ゼネコンのウィジャヤ・カルヤ(WIKA)などと調印。中国の技術、規格、装備、設計を使用することが決まった。時速は250~300キロに設定し、約150キロの区間を連絡する。両端間の移動は40分に縮まると見込む。

 中国特使としてジャカルタを訪れた国家発展改革委員会の徐紹史主任は今年8月10日、ジョコ大統領と会談し、高速鉄道の事業化に向けた調査結果を提出した。そのなかで中国は、最高時速350キロの高速鉄道を3年で完成させることを提案。今年9月に着工できる準備を整えており、2018年に完成可能だと説明した。総事業費や建設単価に対するコストパフォーマンスの面で、日本を含む他の国よりも勝っている点をアピール。総延長150キロの鉄道に駅を8カ所設け、高速鉄道がもたらす経済効果を最大限に発揮できるとプレゼンした。資金面についても、米ドルと人民元の両通貨建てで融資を提供すると説明。償還期限を40年(10年の延長可能)に定め、金利も低く設定するなどして、資金面の支援も手厚くすると保証していた。

 プロジェクトは、中国との合弁方式を採用。建設、運営主体となる新会社をインドネシアとの共同出資で設立する考えだ。インドネシアに中国の高速鉄道技術を譲渡することも約束。関連設備の現地生産化を進めて、高速鉄道分野での海外市場開拓を共同で推進することも提案している。日本より着工時期が早い点や費用を抑えられる点を大きくアピールしていた。

 省エネ、耐震、安全面の強みを強調していた日本勢は、2009年から交渉を進めてきたにもかかわらず、後発の中国に翻弄される形で敗退する。日本側が提出した報告書の内容によれば、鉄道の総延長は中国の提案よりやや短い144.6キロ。現行で2~3時間を要するジャカルタ~バンドン間の鉄道移動距離を約36分に短縮させると説明し、片道運賃20万ルピア(約2400円)を提案していた。
《亜州IR株式会社》

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