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中国:豪州の「生きた牛」が初入荷、両国間FTAで規制緩和

2015年10月22日(木) 23時10分(タイ時間)
【中国】生きたままのオーストラリア牛の海外輸入が中国で始まった。食肉として加工・処理される。

これまでは一般的に、冷凍保存の形でしか、オージー・ビーフは届けられてこなかった。豪州と中国の自由貿易協定(FTA)が今年6月16日に正式署名されたことを受けたもの。8月には、生きた牛を輸入することを中国側が承諾している。空路で11時間をかけて、初回分として21日に150頭が到着したという。中国政府系メディアが伝えた。

 生きた牛の輸入を可能にする試行エリアとして、当局の国家質量監督検験検疫総局は重慶市豊都県、浙江省寧波市、河南省ラク河市などを指定。初回出荷分の150頭は、重慶恒都公司によって買い取られた。肉牛として取り扱われる。

 規制が緩和された後は、毎年の取引規模が10億~20億豪ドル(約865億~1729億円)に拡大する可能性もある。

 豪州にとって中国は最大の貿易相手国。中国にとっても豪州の地位は高まりつつあり、昨年は第8の貿易相手国となった。商務部の統計によると、両国間の2014年貿易額は1369億5000万米ドル(約16兆8300億円)に拡大した。

 FTAの締結によって、両国はそれぞれの輸出品の85.4%で関税を撤廃。減税の過渡期を終えた後、オーストラリアでは中国向け輸出品目のすべてで関税が撤廃される。中国の豪州向け輸出に関しても、輸出品目の96.8%にゼロ関税が適用される予定だ。

 中国はすでに、アセアン、ニュージーランド、シンガポール、パキスタン、チリ、ペルー、コスタリカ、アイスランド、スイス、韓国とFTA協定を結んだ。うちアセアンのベトナムとミャンマー、チリ、ペルー向けの完成車輸出は、中国の自動車輸出の上位10カ国に入る。特にベトナム向けは今年、すでに前年同期比289%増の8800台に達した。FTA効果が顕著にみられている。
《亜州IR株式会社》

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