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中国:EV充電網の整備加速へ、20年までの具体計画まとまる

2015年11月5日(木) 13時23分(タイ時間)
【中国】電気自動車(EV)向け充電インフラ整備を国策的に推進していくための長期ガイドラインがこのほど、中国政府によってまとめられた。

 すでに目標設定されている「2020年までにEV500万台の需要を満たす充電環境を整える」との全体目標の実現に向けた具体計画となる。各地のEV普及状況などを踏まえ、全国をグループ分けした上で、グループごとに充電設備の整備目標を定めた。

 国家発展改革委員会、国家能源局、工業信息化部(工業情報化部)、住房和都郷建設部(住宅都市農村建設部)はこのほど、共同で「EV充電インフラ施設発展指南(2015~20)」をまとめ、政府省庁向けに内部通知した。

 同ガイドラインでは、充電インフラ環境を整えるに当たり、全国を「加速発展エリア」「模範推進エリア」「積極推進区」の3つにグループ分け。さらに、具体的な建設場所を「公共」「住宅街」「高速道路」に分類した。

 「加速発展エリア」は、「EV市場を育成・発展させるための良好な基礎が整っている一方で、スモッグ汚染が深刻な都市」と定義。北京、天津、河北、遼寧、山東、上海、江蘇、浙江、安徽、福建、広東、海南をリストアップした。同グループエリア内で、2020年までに充電・電池交換スタンド7400カ所、分散型充電器250万本を設置。EV266万台分の需要を満たす。

 うち公共充電設備に関しては、EV保有台数との比率について、エコカーの推進モデル都市で「1:7」以上を義務化。その他都市でも「1:12」を努力目標に設定した。また市街地公共充電サービスカバーエリアの設備密度について、エコカー推進モデル都市で「半径0.9キロ以下」を義務化、その他都市でも「半径2キロ以下」の到達を目指すよう指導する。さらに、北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタのスモッグ汚染対策重点エリアを対象に、都市間を結ぶ急速充電ネットワークを早期構築し、主要都市間の連携を実現させる目標を示した。

 「模範推進エリア」には、山西、内モンゴル、吉林、黒竜江、江西、河南、湖北、湖南、重慶、四川、貴州、雲南、陝西、甘粛を選出。20年までに集中式充電スタンドを4300カ所超、分散式充電器220万本を整備し、230万台分の需要を満たす目標を定めた。

 公共充電設備とEV保有台数との比率については、エコカー推進モデル都市で「1:8」、その他都市で「1:15」を目標設定。市街地の公共充電サービスカバーエリアに関しては、エコカー推進モデル都市で「1キロ以下」、その他都市で「2.5キロ以下」を求める。

 「積極推進区」は、広西チワン族、チベット、青海、寧夏回族、新疆ウイグルなど、国からエコカー推進モデル都市の指定を受けていないエリアが対象。集中型充電スタンドを400カ所超、分散型充電器を10万本超設置し、11万台分の需要を満たす充電環境を整えることを20年までの目標に掲げた。

 公共充電設備とEV保有台数との比率については、省都など中心都市で「1:12」以上。公共充電サービスの設備密度は市街地で「2キロ以下」を目指す。

 このほかガイドラインでは、路線バス、タクシー、環境衛生車、物流車両などの専用駐車場に独立した充電設備を整備するよう指示。路線バス向けに3850カ所、タクシー車両向けに2500カ所、衛生・物流車両向けに2450カ所ずつ充電設備を新設する計画を定めた。高速道路を中心とした都市間充電ネットワークの整備も推進する構えを示している。

 中国政府は9月末、「自動車用充電インフラ整備加速に関するガイドライン」を公布。この中で、2020年までに500万台超の充電需要を満たせるだけの充電環境を整える方針を明示した。同年までに自動車用充電・電池交換スタンドを全国で1万2000カ所新設する目標を定めている。
《亜州IR株式会社》

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