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最適行動提案で混雑緩和 富士通、シンガポールで実証実験

2015年11月6日(金) 00時28分(タイ時間)
【シンガポール】富士通研究所は11月1日から2017年末にかけ、シンガポールのイベント施設、スポーツ施設、商業施設で交通の混雑を緩和する実証実験を行う。

 イベントなどに参加した後、帰宅まで混雑が予想される状況で、その人に最適な行動や過ごし方をスマートフォンのアプリケーションを通じて提案し、効果を検証する。提案内容を適切に調整することで、混雑時間帯のシフトや交通手段の分散などによる混雑緩和を目指す。

 混雑は特定の交通手段や特定の時刻に人々の移動が集中し、許容量を超えたときに発生する。道路建設や鉄道増便などインフラ拡張による対策は多額の投資と大規模な工事が必要なことから、富士通研究所は人に着目。交通割引や周辺飲食店のクーポンなどで行動を誘導し、出発や帰宅時刻を遅らせることで、混雑緩和を試みる。

 事前検証として、シンガポールのスポーツ複合施設でのスポーツイベントで、500人を対象にアンケートを実施したところ、混雑状況の推移予測を正確に通知すると51%の人が、400円相当のクーポンを提供すると73%の人が、900円相当のクーポンを提供すると91%の人が、すぐに帰宅せず、商業施設への立ち寄りを選択した。

 アンケート結果に基づいて、実際の施設、周辺交通を想定し、シミュレーションを行ったところ、施設を利用する1万人の約40%にクーポンを提供して行動を変えると、混雑が30%解消でき、さらに商業施設に40%の人が誘導されることが分かった。

 富士通研究所はこの技術の研究開発を進め、2016年3月までに、位置情報活用クラウドサービスへの搭載を想定した実用化を目指す。
《newsclip》

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