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中国:急増する海外への不正送金、銀行関係者が関与するケースも

2015年11月10日(火) 11時25分(タイ時間)
【中国】中国から海外への不正送金が近年、件数、金額ともに増加の一途をたどっている。

 2014年に摘発された案件数は30件超、金額ベースで2000億人民元(約3兆8000億円)だったが、今年は4月から現在までの時点で、すでに92件、8000億人民元(約15兆2000億円)に達した。京華時報が6日付で伝えた。

 こうした不正送金は、ヤミ両替・送金組織の「地下銭荘」(地下銀行)を通じて行われる。マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ活動の資金源に利用されることが多いため、当局が厳しい監視・監督を行っているのが現状だ。しかし最近は、現金を相手国に送るのではなく、相手国にプールしてある資金を依頼者の口座に振り替えるなどの手口が主流となり、摘発が困難になっているという。

 また、正規の銀行を使った不正送金についても、銀行の内部関係者が協力するケースが多発。中には銀行関係者自身が、送金用の休眠口座を紹介するケースもあるようだ。地下銀行の関係者は銀行の中や繁華街などで、不正送金の客にそうした“協力銀行”の紹介を行っているという。
《亜州IR株式会社》


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