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中国広核集団がルーマニアで原発整備へ、覚書締結

2015年11月11日(水) 13時18分(タイ時間)
【中国】中国の原子力発電設備が東欧ルーマニアに導入される見通しだ。

 国有原子力発電大手の中国広核集団(CGN)は9日、ルーマニア国営原発会社のSNNと覚書を締結。合弁会社を設立した上で、チェルナヴォダ原発の3~4号機を建設・運営することで合意した。

 これまでの報道によると、合弁会社の出資比率は、SNNが49%、CGNが51%と予定されている。中広核羅馬尼亜核電公司(仮称)を設立する計画だ。

 ルーマニアとの原発分野での協力は、欧州では英国に続く動き。訪英した習近平・国家主席は10月21日、キャメロン英首相との共同記者会見で、CGNを筆頭とする中国企業が英ヒンクリー・ポイント原発の建設に協力することで合意したと表明した。中国側は総工費の3分の1に当たる60億ポンド(約1兆1150億円)を出資する。

 また英ブラッドウェル原発に、中国の国産原子炉「華竜1号(HPR1000)」が導入されることも決まった。中国はルーマニア向けにも、同原子炉を輸出する考えとみられている。なお、CGNは同じく国有の中国核工業集団(CNNC)と折半出資し、原子炉輸出の主体となる「華竜公司」を設立する見込み。両社の技術力と販売力を統合したうえで、海外市場の開拓に本腰を入れる。

 中国が“自主開発”と主張する「華竜1号」はPWR(加圧水型原子炉)。CGNとCNNCが共同で開発した。CGNが持つCPR1000(フランス系)の改良第3世代炉「ACPR1000」技術と、CNNCが自主開発した第3世代炉「ACP1000」技術を融合。重大事故の予防措置などを強化した。
《亜州IR株式会社》


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