【中国】冬季の大気汚染シーズンを迎え、遼寧省瀋陽市の各大型病院(中国医科大学第一付属医院、中国医科大学付属盛京医院、遼寧省人民医院)では呼吸器科の外来受診者数が週間ベースで3割増えている。
PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が高まるなか、呼吸器の不調を訴える患者が急増。週間の受診数は、盛京医院で通常の280人から足元で364人に膨らんだ。少なくとも今後1~2週は、来院患者が目立って増える見通しという。瀋陽晩報が伝えた。
病院の医師は、不要、不急の外出をなるべく控えるよう呼びかけている。症状があまり酷くない場合、外出して受診するより室内にとどまるべきと補足した。
中国のネット通販サイトでは、マスクが突然に売れ筋商品となっている。大気汚染の報道をきっかけに、需要が盛り上がる状況だ。
暖房用スチームの供給が始まるなか、中国各地で大気汚染が深刻化している。遼寧省では8日時点で、瀋陽、鞍山、遼陽、鉄嶺のPM2.5濃度が一時的に500μg/m3を突破。なかでも省都の瀋陽では、午前8~9時の値が1017μg/m3を記録し、大台を超えた。視界は100メートルを下回っている。
この背景には、石炭の燃料量が増えていることに加え、稲わらを焼却処分する「わら焼き」が周辺エリアで活発化していることが背景にある。省内14地域で300μg/m3(大気汚染度6級)を上回って推移した。子供や高齢者などに対し、現地の当局は、なるべく室内にとどまるよう呼びかけている。
世界保健機関(WHO)はPM2.5観測値で安全上限を1年平均値で10μg/m3、1日平均値で25μg/m3に設定している。ただ、中国では大部分の都市がこの基準を逸脱している状況だ。
中国:遼寧省瀋陽で呼吸器科の受診が3割増、マスク販売も急拡大
2015年11月11日(水) 13時18分(タイ時間)
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