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キャッサバパルプからバイオエタノール NEDO、タイで製造コスト削減技術実証

2015年11月13日(金) 00時51分(タイ時間)
【タイ】新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は12日、キャッサバイモからデンプンを抽出した後の残渣(さ)であるキャッサバパルプからバイオエタノールを製造する実証実験をタイで実施し、製造コスト削減技術の有効性を実証したと発表した。

 サッポロビールと磐田化学工業に委託し、2011年度から実証事業を開始。タイ東部サケーオ県に建設したバイオエタノール製造プラントで2014年から実証運転を行った結果、1リットル当たり15バーツという製造コスト目標の達成が可能になった。

 世界最大のキャッサバデンプン(タピオカ)輸出国であるタイで、キャッサバパルプが未利用のまま大量廃棄されていることに着目した。キャッサバパルプは抽出されずに残ったデンプンと食物繊維が多く含まれる非食糧の農業残渣で、トウモロコシなどの可食原料を原料とする第1世代バイオ燃料と違い、食糧用途と燃料用途の競合が起きない。

 NEDOは今後、この技術をタイやキャッサバイモを栽培している他の東南アジア諸国に普及させ、温室効果ガスの排出削減を目指す。

 NEDOは今回の技術の有効性を周知するため、11日、バンコク都内でセミナーを開催した。タイ側からは実証事業に協力したタイ科学技術省国家イノベーション庁のパンアー長官、キャッサバ産業やエネルギー企業の関係者ら、日本側からはNEDOの土屋理事、サッポロビールと磐田化学工業の技術者ら、総勢約50人が出席した。
《newsclip》

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