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レノボは7~9月期赤転、コスト圧縮で損失は予想以下(詳報)

2015年11月13日(金) 10時55分(タイ時間)
【中国】パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)は12日、15年9月中間期の業績を発表し、6億900万米ドル(約748億円、希薄化EPS:-0.0549米ドル)の純損失を計上したと報告した。

 前年同期は4億7600万米ドルの黒字。事業の再編や携帯端末の在庫整理に伴う費用の計上が響いた。ただ、第2四半期(7~9月)単独の純損失は7億1400万米ドル(希薄化EPS:-0.0643米ドル)と、赤字幅が市場予想の8億320万米ドルを下回っている。

 景気の減速や市場競争の激化など厳しい経営環境が続くなか、コスト削減策に着手。前年買収した米モトローラと既存のモバイル部門を再編し、モトローラ主導での製品開発・設計・生産を推進している状況だ。モバイル部門の税引き前損益は赤字継続となったものの、コストの圧縮には一定の進展が見られ、赤字幅を抑える要因となった。

 一方、売上高は9.6%増の228億6600万米ドル。うち第2四半期(7~9月)は16.0%増の121億5000万米ドルに伸び、市場予想を上回った。買収による経営規模の拡大が主因。同社は14年10月、米IBMの低価格サーバー事業を買収したほか、米グーグルからモトローラを譲り受けている。

 4~9月累計のスマートフォン販売台数は7%増の3280万台。第2四半期には市場シェアが5.3%(前年同期比↑0.2ポイント)に上昇し、世界4位に浮上した。一方、PCの累計販売は6%減の2850万台。ただ、世界市場の販売台数が12%落ち込んだのに比べれば、相対的に底堅く推移している。第2四半期の世界シェアは過去最高の21.2%(同↑1.5ポイント)に上昇し、首位の座を維持した。

 なお、同社は最終赤字に転じながらも、中間配当を維持。前年同期と同額の0.06香港ドルを予定している。
《亜州IR株式会社》

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