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中国:高級品消費を国内回帰へ、商務部が対策検討

2015年11月19日(木) 22時31分(タイ時間)
【中国】高級品消費の海外流出が進んでいる現状を憂慮し、中国政府は対策に動き出す。自国民が海外に行かなくても合理的な価格で高級ブランド品を買い求められるような政策措置の導入に向けて、商務部が検討を始めた。証券日報が19日付で伝えた。

 急ピッチに拡大してきた中国の高級品市場は、足元でその成長が大きく失速。2014年の市場規模は前年比で1%減少し、初のマイナス成長を喫した。「中国景気の減速」、習近平政権が進める「官のぜいたく禁止令」や「反腐敗運動」が逆風だ。こうしたなか、14年は海外ブランド店の閉店ラッシュが到来。ドイツの高級スーツブランド「ヒューゴ・ボス」が7店舗、イタリアのファッションブランド「エルメネジルド・ゼニア」が6店舗、英ラグジュアリーブランド「バーバリー」が4店舗をそれぞれ中国で閉鎖した。

 この流れは今年に入っても持続。直近では、仏有名ブランド「ルイ・ヴィトン」が広州の旗艦店を閉鎖したニュースが注目された。年内にさらに中国5~6店舗を閉鎖すると伝えられている。

 この背景にあるのは、中国人の海外での“爆買い”だ。各高級ブランドが中国店舗を閉鎖する一方で、世界高級品市場での中国人の消費シェアは拡大を続けている。米コンサルタント会社、ベイン・アンド・カンパニーの報告によると、中国人の高級品消費額は14年、前年比9%増の3800億人民元(約7兆3178億円)に達し、世界シェアは30%に膨らんだ。

 中国人が海外のブランド品を購入する場所は、空港免税店、海外のブランドショップ、国内のブランドショップの主に3カ所。そのうち海外ブランドショップが56%で最も多い(14年統計)。海外で購入した方が目当ての商品を安く手に入れられることが最大の理由だ。
《亜州IR株式会社》

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【中国】中国の電力消費は今年10月、前年同月比0.2%減の4491億キロワット時(kWh)に低迷した。前月の0.2%に続くマイナス成長となる。前月比では1.6%減少したという。国家能源局が16日に報告した。

【中国】海外旅行者の増加につれて、中国で消費力の流出が止まらない。

【タイ】タイ商務省がまとめた10月の消費者物価指数(CPI、2011年=100)は106・49で、前年同月比0・77%低下した。



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