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国泰君安国際の経営トップ行方不明、汚職取り締まりに関連か

2015年11月25日(水) 13時15分(タイ時間)
【中国】国泰君安国際HD(1788/HK)は23日、閻峰・主席兼行政総裁と18日から連絡が取れなくなったと発表した。

 また、閻氏が職責を履行できないことを受けて、◆祁海英・副行政総裁が主席の代理を務めること、◆王冬青・副行政総裁が行政総裁の代理を務めること――を20日の取締役会で決定している。

 香港の中資証券業協会の会長を二期にわたって務め、現在は同協会の名誉会長である閻氏の突然の失踪。市場では、「中国証券監督管理委員会の姚剛・前副主席が『重大な規律違反』の疑いでの当局の調査を受けている件と関係がある」と噂されている。ただし、23日夜時点で当局の公式発表は何もない。

<閻氏と姚氏の関係は深い>
 閻氏と姚氏の関係は十数年前に遡る。閻氏は1993年、中央紀律検査委員会を退職して深センに渡り、当時の君安証券に就職。君泰証券はその後、1999年に上海国泰証券と合併して国泰君安証券になり、姚氏は02年に中国証券監督管理委員会に移るまで、総経理、副董事長を務めた。

 99~02年までの期間、閻氏は姚氏の部下であり、閻氏は今年の初めに香港経済日報のインタビューを受け、「2000年に香港に来たのは姚氏の決定だった」と明らかにしている。閻氏が香港に来たばかりの当時、国泰君安国際は債務超過の状態に陥っていたが、今では時価総額が約200億香港ドルに膨らむまで巨大化。閻氏は以前、「本社による国泰君安国際への投資額は3198万香港ドルに上り、純資産は70億香港ドルを超えている」と述べている。

 国泰君安国際の成長に大きく貢献してきた閻氏の失踪を受けて、23日の香港マーケットでは国泰君安国際の株価が12%安と急落した。

<香港当局も以前に調査>
 国泰君安香港の経営陣に絡む事件は今回が初めてではない。昨年12月17日にも、副行政總裁の王冬青氏が、香港の汚職取り締まり機関である廉政公署に調査協力の要請を受けたと発表。その直前(12月15日、16日)に売買を停止していた同社株は、取引再開後の17日に急落した経緯がある。その後、今年6月23日に、「関連の調査はすでに終了した」と公告を出していた。
 
《亜州IR株式会社》


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