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中国:銀行資産の劣化進む、16四半期連続で不良債権拡大

2015年11月26日(木) 13時22分(タイ時間)
【中国】中国の銀行が保有する資産の悪化が続いている。

 財新網によると、銀行全体の不良債権残高は9月末時時点で約2兆人民元に上り、年初に比べて約5000億人民元の増加。不良債権比率は2%を超え、年初から0.35ポイント上昇し、16四半期続けて不良債権残高、不良債権比率がそろって上昇した。

 業種別の貸出では、製造業と卸売・小売業の悪化が目立つ。加工貿易に従事する企業や、生産能力が過剰な業界で、不良債権問題が深刻化する状況を浮き彫りにした格好だ。また、「一部では、担保になっている企業が集団で“夜逃げ”する事態も発生している」という。こうしたなか、足元で債務借り換え目的の貸し出しが増え始めているようだ。

 なお、中国銀行業監督管理委員会が発表した公式統計では、今年第3四半期末の注意債権は2兆8130億人民元(約53兆6000億円)に上る。第2四半期から1665億人民元、前年同期比で9771億人民元ずつ増加した。不良債権は1兆1863億人民元(約22兆6000億円)と、第2四半期から944億人民元、昨年9月から4194億人民元ずつ増えている。不良債権比率は1.59%で、第2四半期の1.50%から上昇した。不良債権処理に備えての引当金は2兆2635億人民元、不良債権に対するカバー率は190.79%となっている。
《亜州IR株式会社》


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