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中国:AIIBの年間融資額、最大1.84兆円を想定=初代総裁内定の金氏

2015年12月3日(木) 11時20分(タイ時間)
【中国】年内の設立が予定されるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、2016年第2四半期をめどに初めての融資を実行する方針だ。

 登録資本を1000億米ドルに設定し、中央アジア、南アジア、東南アジアをはじめとする中国が進める「一帯一路」構想の対象エリアを選定。基礎インフラの建設資金を融通し、年を追うごとに貸付額を拡大していく構えだ。発足5~6年で毎年100億~150億米ドル(約1兆2300億~1兆8400億円)を融資する方針という。初代総裁に内定している金立群氏(元財政次官)が1日に話した内容として、北京商報が伝えた。

 金氏は11月にもAIIBに言及。当初の融資対象について、電力、交通、給水プロジェクトの3大分野に集中させる意向を示した。「クリーンかつグリーンな銀行」として、AIIBを機能させる。西側諸国の設定した基準より、さらに適した国際基準を設けると予告。融資の審査や実行を厳格に行う考えを明らかにした。腐敗や汚職を排除し、規律正しい内部組織を築くという。

 中国主導で設立準備が進められているAIIBは、アジア地域でのインフラ建設資金を融資する目的で創設される。資本金は当初予定の500億米ドルから、1000億米ドル程度に拡大される見通し。6月29日、設立協定の署名式が北京で行なわれた。「創設メンバー」として参加表明した57カ国のうち、フィリピンなど7カ国は署名していない。年末までに最終対応を決める方針だ。参加資格がないなどとして、台湾、香港、北朝鮮に対しては「創設メンバー」入りを断っている。

 1949年8月、江蘇省常熟で出生した金氏は、1968年に北京外国語学院の英文科を卒業。1987~88年に米ボストン大学に留学している。1989~1995年にかけて世界銀行に勤め、2003~08年にアジア開発銀行(ADB)の副総裁に就いていた。
《亜州IR株式会社》


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