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タイ航空、2日で株価10%下落 欧州路線懸念

2015年12月4日(金) 02時08分(タイ時間)
【タイ】米連邦航空局(FAA)が12月1日、タイ航空当局が国際民間航空機関(ICAO)が定める安全基準に則った監督を実施していないとして、評価を「カテゴリー2」に格下げしたことを受け、タイのフラッグキャリア、タイ国際航空の株価が急降下した。

 タイ航空の株価は7月前半に13バーツ台だったが、業績低迷などでジリジリと下げ続け、11月27日に9・1バーツまで下落。FAAの格下げ翌日は7・5%、3日にさらに3・1%下げ、3日終値は7・8バーツまで落ち込んだ。

 ICAOは今年3月、タイ航空当局の安全審査体制に不備があるとして、「重大な安全上の懸念(SSC)」を表明した。これを受け、日本の国土交通省は、タイの航空会社による日本路線の新規就航、便数や機材の変更などの認可を3月29日から凍結した。ICAOはSSCを正式に公表するまでに90日間の猶予期間を設けたが、タイ当局は期限内に是正措置をとることができず、6月18日、ICAOのホームページで、タイに対するSSCが公表された。SSCが発出されている国はタイのほかに、アンゴラ、ボツワナ、エリトリア、ハイチ、カザフスタンなど。

 FAAは7月にタイに職員を派遣し、タイ航空当局がICAOが定める安全基準に則った監督を実施しているかどうかの調査(国際航空安全評価)を行った。この調査で、航空査察官の人数不足や不十分な監査内容などの問題が判明。10月の再調査でも状況が改善していなかったため、格下げに踏み切った。「カテゴリー2」に格下げされたことで、米国に乗り入れているタイの航空会社は既存便の運航は認められるものの、新規就航や増便が原則禁止される。タイの航空会社による米国便は、タイ国際航空が10月25日にロサンゼルス便を打ち切ったことで、ゼロになっており、運航面での実質的な影響はない。

 しかし、12月前半には欧州航空安全機関(EASA)がタイ航空当局の安全審査体制への評価を下すとみられる。EASAがFAA同様の判断を下せば、収益の大きな部分を欧州路線に頼るタイ航空は影響が避けられない見通しだ。
《newsclip》

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