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中国企業の対アフリカ投資拡大、製造・サービス業ともに進出

2015年12月4日(金) 13時12分(タイ時間)
【中国】中国企業の対アフリカ投資が拡大している。

 中国とアフリカ諸国との公式フォーラム「中国・アフリカ協力フォーラム」の定期開催が始まった2000年以降、中国政府の対アフリカ支援プロジェクトの拡大に歩調を合わせるように、中国企業は対アフリカ投資・現地協力事業を加速度的に増やしてきた。中国企業にとって、アフリカ諸国は振興国投資の最大目的地の一つ。海外請負事業の面でも、中国企業にとって第2の市場へと成長している。経済日報が3日付で伝えた。

 商務部のまとめによると、アフリカに事業拠点を置く中国企業の数は、すでに2500社を超えた。業種は、金融、通信、エネルギー、製造、農業など。現地で累計10万人超の雇用機会を創出した。中でも金融、貿易、科学技術、各種サービス、電力供給などの分野への投資は、アフリカが目指す工業化推進、経済成長モデルの転換を促している。

 中国社会科学院・西アジアアフリカ研究所がこのほど発表した「アフリカ発展報告(2014~15年)白書」によると、中国企業の対アフリカ直接投資の規模は業種別で、採鉱、建設、金融、製造、科学研究の順に大きい。同5分野で全体の85%を占めている。近年は中国サービス企業のアフリカ進出も目立つ。

 またアフリカに投資する中国企業を形態別にみると、民間企業と中小企業で70%を超える比率に拡大した。民間資本が中国の対アフリカ投資をけん引する新たなエンジンとなっていることが分かる。飲食、小売、ホテル、医薬、紡績、機械などの各分野でも、中国民間企業の対アフリカ投資が盛んだ。

 一方、中国企業がアフリカで進めてきた請負事業は、電力、通信、水利、道路、橋梁、港湾などインフラ分野に集中。建設後のプロジェクト運営も模索している。

 今後もアフリカ投資が拡大する見通し。中国が推進する「設備製造業の海外進出戦略」と「生産能力の国際協力」政策が追い風だ。実際、中国設備メーカーの対アフリカ投資は右肩上がり。2014年は南アフリカとの間で、総額30億米ドル規模の電気機関車輸出契約が交わされた。鉄道交通車両設備分野の単独契約としては、中国輸出額の過去最高を塗り替えている。
《亜州IR株式会社》


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