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中国:四川省成都の製靴工場で労使争議、数千人がデモ

2015年12月11日(金) 14時56分(タイ時間)
【中国】四川省成都市武侯区の「中国婦人靴の都」エリアでこのほど、製靴工場の従業員と家族数千人が賃金引き下げに抗議してデモ活動を行った。

 成都市の大手製靴会社がこのほど、2016年春季の賃金を公表したのがきっかけ。今月1日付けで導入されたが、10~25%の賃下げとなっていた。博訊新聞網が伝えた。

 従業員らは不満を訴えたが、単独での交渉に効果がなかったため、家族とともに集団で街頭に繰り出した。デモの参加者は一時、数千人に膨らみ、周辺の交通が停滞したという。地元政府の担当官が駆け付け、労使双方から意見を聞いたが、問題の解決には至らなかった。

 成都市の製靴業界は四川大地震に見舞われた2008年以降、リーマン・ショックやユーロ危機、ロシア靴市場の低迷、露ルーブル暴落など、連続して危機に直面している。賃金の上昇もあり、その競争力は徐々に低下している状況だ。ある経営者によれば、5万足生産した場合の1カ月の労働コストは、2008年時点の50万人民元から、現在は100万人民元まで増加。同経営者は「これ以上、賃金が上昇したらやっていけない」と話している。

 成都市の製靴企業は、熟練工による手作りが中心。1998年~2008年に、ロシア向けの輸出で「黄金期」を迎えた。ただ、熟練工への依存度が高く、機械の導入が遅れたことから、コスト削減が困難となっている。
《亜州IR株式会社》

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