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高級車メーカーが中国事業強化、“現地仕様”投入にアクセル

2015年12月23日(水) 13時39分(タイ時間)
【中国】中国市場を巡る世界の高級自動車メーカーの動きが活発化してきた。巨大なポテンシャルを秘める中国市場での影響力を一段と高めたい考え。中国専用車の投入や、販売ネットワークの強化に向けて、各社が戦略を練っている。新京報が21日付で伝えた。

 英高級車メーカーのアストンマーティンは今月初め、中国の動画配信サービス大手、楽視網信息技術(letv)との間で事業提携に向けた覚書を交わしたと発表した。車が常時インターネットに接続する「コネクティッド・カー」分野での技術開発を共同推進する。この提携事業によってアストンマーティンは、自社のスーパーカー機能を拡充させる狙いだ。

 さらにその3日後、北京に同社2カ所目となるショールームをオープンしている。同社担当者は、今後中国に最低6モデルを投入する計画を明示。大型高級5ドアセダン「ラピード」の電気自動車(EV)モデルや、同社初のクロスオーバー「DBX」を含む複数車種に関して、中国専用モデルを開発する方針を打ち出した。

 このほか、ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニなどの高級車メーカーもこのところ、新技術や新モデルの中国投入を加速中だ。その共通のキーワードとなっているのは、「中国仕様化」。中国の燃費規制や速度制限、税制度などに合わせて、各社が現有モデルに変更を加えている。

 「小型化」も高級車各社が重視するキーワードだ。メーカー各社が製造する自動車に関して、中国政府は平均燃費を15年に100キロ当たり6.9リットル、20年に同5.0リットルに引き下げるよう求めている。さらに排気量4リットル以上の大型車に対して、消費税率を引き上げることを検討中だ。

 こうした政策環境の下、高級車各社は低燃費小型車を中国に投入し始めている。たとえばマイバッハは四輪駆動車「メルセデス・マイバッハ S 500 4MATIC」に関して、中国投入モデルのエンジンを小型化。海外版の4.7リッターV8エンジンから、同4.0リッターへと変更した。ベントレーも2016年に中国で発売予定のラグジュアリーセダン「フライングスパー」の新型について、搭載エンジンを4.0リッターから3.0リッターへと小型化する可能性があるという。
《亜州IR株式会社》


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