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ジンバブエが自国通貨に「人民元」採用、中国は債権4000万米ドル放棄

2015年12月23日(水) 13時40分(タイ時間)
【中国】中国がジンバブエとの関係をさらに強化する。年内に期限を迎える債務4000万米ドル(約48億5000万円)の返済を免除。負担を軽減することで財政再建を支援する。同国財務相の話などとして、央広網が22日に伝えた。

 ジンバブエはまた、自国の新たな法定通貨として「人民元」を採用。2016年から現在流通している米ドルなどと併用させると予告した。中国に対する負債は今後、人民元で返済する。

 ジンバブエは1980年の共和国独立以降、ロバート・ムガベ大統領が30年以上にわたって強権体制を敷いている。白人の経営する農園を黒人に分配する強制収用に踏み切った。これをきっかけに2000年以降、経済が崩壊。人権状況などを問題視して、米国などは経済制裁をとっている。03年末に脱退するまで、イギリス連邦に加盟していた。2012年時点の総人口は約1372万人。主要な農産物はタバコや綿花など。プラチナ、クローム、ニッケル、金、ダイヤモンドなどを採掘している。

 ハイパーインフレに陥るなか、09年以降、米ドルや南アフリカ・ランド、英ポンドの通貨が使用されている。元法定通貨のジンバブエドルは、15年に公式通貨としての廃止を決定。6月15日からは、ジンバブエドルを回収し、米ドルに両替している。

 中国の習近平・国家主席は今月1日、ムガベ大統領と会談。ジンバブエのインフラ構築に向けて連携を強めることで合意した。中国とジンバブエの貿易額は、年間で約10億米ドルを超えている。
《亜州IR株式会社》

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