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中国:16年の「世界金融危機」発生確率は20%=社科院

2015年12月25日(金) 13時09分(タイ時間)
【中国】国務院直属シンクタンクの中国社会科学院(社科院)は23日発表した世界経済に関するリポートで、「2016年に世界で金融危機が発生する確率は2割」と予想した。中国新聞網などが23日付で伝えた。

 「世界経済黄皮書」と題する同リポートで社科院は、来年の世界全体の経済成長率が3%になると予測。その上で、「世界で金融危機が発生する確率が約20%あり、大規模な危機となれば、全体の経済成長率を1ポイント強押し下げる可能性がある」と警鐘を鳴らした。

 社科院傘下、世界経済・政治研究所の張宇燕所長は16年の懸念材料として、まず、日本と欧州が量的緩和政策を継続せざるを得ないなど、先進諸国の経済成長に対する見通しが慎重である点を提示。また、債務問題の拡大や、米国の利上げが世界経済に与える影響が不透明なこと、新興経済体の成長が鈍っていることなども挙げた。

 リポートではこのほか、今年の世界の経済成長率が3.1%となるとの試算も示した。「新興経済体の成長率が4%まで低下したものの、先進国、特に米国では成長率が2.6%と比較的良かったことから、全体が底上げされた」と分析している。
《亜州IR株式会社》


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