RSS

〈タイ業界事情〉 工業団地 Rojana Industrial Park Public Co., Ltd.

2015年12月30日(水) 01時44分(タイ時間)
〈タイ業界事情〉 工業団地 Rojana Industrial Park Public Co., Ltd.の画像
〈タイ業界事情〉 工業団地 Rojana Industrial Park Public Co., Ltd.
尾羽根 拓(おばね ひらく) 氏 Manager, Marketing Department

今後も製造業の発展が続くタイ東部

 中部アユタヤ県、東部ラヨン県およびプラチンブリ県で4カ所の工業団地を運営する「ロジャナ工業団地」が現在、東部チョンブリ県2カ所で新規団地を開発中だ。タイはこの1―2年、景気の落ち込み、自動車産業の停滞、日系企業による投資の様子見などが続き、来年の見通しも決して明るくない状況だ。しかし自動車産業が今後もタイ経済けん引の一役を担っていく、という方向性は変わることがないだろう。景気が波打つのは常であり、タイ東部は今後さらに発展していくだろう。

民間出資ではタイ最大規模、日系出資の工業団地

 ロジャナ工業団地は1988年設立、翌年アユタヤ県に「ロジャナ工業団地アユタヤ」の開発を始めた、タイでは老舗的存在の工業団地開発・運営会社だ。ラヨン県バンカイ地区に「ロジャナ工業団地ラヨン-1」、同県プルアックデーン地区に「ロジャナ工業団地ラヨン-2」、プラチンブリ県に「ロジャナ工業団地プラチンブリ」を開発。タイ国内に80とも90とも存在する工業団地の中で、ロジャナは開発面積で第3位、(タイ工業団地公社(IEAT)との合弁でない)純民間企業としての運営会社では最大規模を誇る。

 「日系企業のタイ進出であればロジャナ」という評価を常にいただいている。その理由はまず、日鉄住金物産の出資にある。日系企業が資本金の20%を出資し、日本本社にインフラ事業推進部を置き、タイに人材を送り込んでいる団地は、タイでは他にない。工業団地を展開する地域が日系企業の進出先にマッチしていることも、評価が高い一因だ。中部のアユタヤ県、東部のラヨン県、東北部に直結するプラチンブリ県に展開する団地も他にない。

 さらには、賃貸工場「タイコン・インダストリアル・コネクション」にも出資。土地のみならず建屋に関しても幅広くご提案している。 

チョンブリ県2カ所で新規開発 すでに入居予約も

 そのロジャナが新たに、東部チョンブリ県の2カ所で新規団地の開発を進めている。工業団地が集中する国道331号線沿いに「ロジャナ工業団地チョンブリ」を、バンコクからチョンブリに延びるモーターウェーからさらにビーチリゾートのパタヤに続くチョンブリ=パタヤ高速道路沿いに「ロジャナ工業団地レムチャバン」をそれぞれ開発中だ。いずれもタイの輸出入の拠点であるレムチャバン深海港にわずか十数キロという好立地だ。

 タイ東部といえば、東部臨海工業地帯(イースタンシーボード)として開発され、自動車産業の中心となる地域だ。ロジャナも当然、自動車産業のさらなる活況を見込んでの団地開発となる。「チョンブリ」は2016年第4四半期から、「レムチャバン」はその1年先の2017年第4四半期から、入居企業による建屋建設が開始できる見込み。「レムチャバン」の一部区画は物流会社向けですでに販売済みであり、前倒しでの工事開始となろう。

 タイはこの1―2年、経済の落ち込みで不況感を払拭できず、特に自動車産業の停滞は否めない状況で、今後のタイ経済の行く末にまで話が進みがちだ。しかし、アセアン経済共同体(AEC)の発足やそれに伴うタイ近隣諸国の発展といった直近の動きだけを見ても、自動車産業が今後もタイ経済をけん引する一役を担っていくという方向性に、変わりないことは分かる。アセアン諸国が今後急速に発展していったとしても、タイが長い時間を掛けて築き上げた自動車生産拠点が、すぐに取って代わられるとは想像しがたい。タイは今後も世界有数の自動車生産拠点であることに違いなく、物流の集積状況を考えれば、拠点はこれまでどおりタイ東部でありつづける。

必要なときに行われるのが投資

 タイ政府は現在、さまざまな恩典を付与して投資を呼び込もうと努力しているが、期待値は決して高くない。不況感は来年も続きそうな雲行きだ。投資というのは必要なときに行われる。企業が投資するべき時期と判断しなければ、どんなに魅力的な恩典であっても功を奏さない。その一方で、投資は「経済の良し悪しに関係なく」行われるのも事実だ。

 日系企業の投資は確かに様子見が続いているが、ロジャナ工業団地全体でみれば中国企業の引き合いは非常に多く、インドからの投資も目立っている。この時期でも景気が良い業種・企業はある。2011年に洪水騒ぎで被災した「アユタヤ」は食品関連や物流関連の引き合いがだいぶ戻ってきており、「プラチンブリ」もフェーズ拡張が始まっている。

 先の「チョンブリ」も「レムチャバン」も5年以内の完売を目指している。経済的にもそれが期待できるからだ。来年も不況感は続くかも知れないが、それ以上のものではない。

Rojana Industrial Park Public Co., Ltd.
住所:2034/115, Italthai Tower 26th Fl., New Petchburi Rd., Bangkapi, Huaykwang, Bangkok 10310
電話:0-2716-1750 ファクス:0-2716-1759 担当:尾羽根
Eメール:obane@rojana.com ウェブサイト:www.rojana.com
《newsclip》

特集



新着PR情報