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中国:南沙人工島で再びテスト飛行、実行支配を一段と強化

2016年1月8日(金) 10時55分(タイ時間)
【中国】南シナ海を埋め立てて造成した人工島の新空港で、中国が航空機の試験飛行を繰り返している。

 2日と3日に連日で実施した後、6日10時の21分と46分に旅客機2機を相次ぎ着陸させた。南方航空と海航集団からボーイング737をチャーターしている。環球時報などが伝えた。

 これまでの海路だけなく、空路で物品や乗客を迅速に送り込めるようになる。当日午前、海南省海口市の美蘭国際空港を離陸し、2時間近くのフライトで到着。記念撮影やセレモニーを行った後、元の空港に引き返した。

 中国によると、中国最南端の新空港には、3000メートルの滑走路を整備。ボーイング747をはじめとする超大型旅客機の利用を可能にした。

 この海域は、ベトナムとの間で領海紛争が続いている南沙諸島(スプラトリー諸島)のファイアリー・クロス礁(中国名:永暑礁)。13年末から大規模な埋め立て工事を展開していた。当初は満潮時に海面下0.5~1メートルに没していたものの、急ピッチに土地を造成。南沙諸島で最大面積を誇る島に変貌した。

 中国が名付けた「永暑島」は北緯9度37分、東経112度58分。中国本土から約1370キロメートル離れた南沙諸島の中部エリアに位置する。1988年以降、中国海軍が観測所、ヘリポート、ふ頭などを整備し、実効支配に乗り出した。南沙諸島の行政、軍事センターと位置付け、中国政府はさらに面積を拡大する方針だ。他の岩礁でも、埋め立て造成工事を展開している。

 このほか6エリア(合計7エリア)で人工島の造成を進めている。補給基地の整備、海底資源の確保などが狙いだ。
《亜州IR株式会社》

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