RSS

〈タイ業界事情〉 セラミック遮熱・断熱塗料 DAIKO SHOKAI (THAILAND) CO., LTD.

2016年1月11日(月) 12時02分(タイ時間)
〈タイ業界事情〉 セラミック遮熱・断熱塗料 DAIKO SHOKAI (THAILAND) CO., LTD.の画像
〈タイ業界事情〉 セラミック遮熱・断熱塗料 DAIKO SHOKAI (THAILAND) CO., LTD.
田中武夫 氏 Managing Director

「効果」を売るのが遮熱・断熱塗料 日本で650万平米、タイで55万平米の施工実績

 屋根に塗装して屋内に伝わる熱を軽減させ、温度を下げる効果をもたらすのが遮熱・断熱塗料。日本では50―60社、タイでも10社以上の業者が取り扱っている。どの製品も塗った直後は日射反射率が80―90%に達し、効果の差はほとんど見られない。しかし半年1年もすれば劣化の差はけん著となり、2年しないうちに効果が半減する製品も出てくる。製品ではなく「効果」を売るのが遮熱・断熱塗料。そして「持続する効果」をご案内しているのが大高商会だ。

塗りたてはどの製品も同様の日射反射率

 大高商会は1976年設立(本社:大阪)、主に建築用材料・塗料の直輸入および販売を手掛けている。その中でも高い評価を得ているのが、建物の屋根に塗装する米国製セラミック遮熱・断熱塗料「クールサーム」だ。大高商会が日本および東南アジア諸国の独占販売代理を請け負っている。

 他社製品との最たる違いは、「可視光線反射」「近赤外線反射」「遠赤外線放射」「熱伝導防止」の4種類ものセラミックを配合している点。手のひらにセラミックをのせて1300度のバーナーであぶっても、火の熱さは伝わってこない。もともと、米航空宇宙局(NASA)の断熱研究の過程で開発されたセラミックであり、このようなセラミック微粒子を採用しているのはクールサームのみ。他のほとんどの製品は、可視光線反射のセラミック1種類のみの配合かあるいは二酸化チタンの反射力のみに頼っている。

 どの遮熱・断熱塗料も、塗りたての日射反射率は似たようなものだ。日本建築学会が以前、日本国産の遮熱塗料16製品の反射率の経時変化を測定したことがある。塗装当日はどの製品も80―90%という日射反射率を誇ったが、それはむしろ当然だ。日射反射率というのは文字どおり光の反射であって、色に大きく左右される。白というだけでそのぐらいの反射率は出る。問題は経過日数だ。同測定ではどの製品も100日目辺りから低下がはっきりと見られ、1年を過ぎて600日になると高い製品で75%ほど、低いものでは50%ほどにまで下がっていた。

 クールサームは「日射反射率92.2%」「長波放射率93.7%」だ。上記の測定試験には参加していない。そもそも米国製で対象外なのだが、(財)日本塗料検査協会による試験では、塗装より12年後の日射反射率が79.2%という結果が得られている。可視光反射率は78.5%、近赤外線反射率は80.8%だった。

日射反射率と侵入熱量

 日本でもタイでも、セラミックをただ単に混ぜただけの効果の疑わしい製品が出回っている。業者によっては、塗りたて当初の90%近い日射反射率だけを取り上げ、屋内への侵入熱量が10%まで下がると説明している。日射反射率というのは熱量ではなく、あくまでも光の反射。そのような説明をしっかりできる業者はなかなか見当たらない。

 太陽光が直接当たる屋根の表面温度は、暑いときで60―70度に達する。そこに遮熱・断熱塗料を塗装し、屋根の表面温度を40度まで下げる。屋根裏の熱は上にこもるものなので床辺りの温度はさらに低くなる、という原理だ。求める効果は、あくまでも遮熱・断熱だ。

 クールサームのこれまでの測定結果を挙げると、塗装前=外気温33.5度・室温39度、塗装直後=外気温32.5度・室温32度、18年後=外気温33.5度・室温35.5度と、20年近く経っても塗装前より低い室温を保っている。肝心なのは「効果の持続」だ。

すでに日本の10%近く タイでの施工実績

 クールサームは1993年に日本で販売開始、施工実績は650万平米に達する。一方、タイ現法の弊社は2004年に当地でクールサームを販売開始。これまでに55万平米を施工してきた。日本での20年強の実績の10%を、タイで10年強で実現した計算になる。いずれもお客様のほとんどは大手メーカーさまだ。

費用と効果

 日本でもタイでも、クールサーム塗装による節電効果の数字をいただける機会はほとんどない。そのような数字は社外秘であるのが当然で、そもそも電気代を分ける作業が煩雑だ。特に日本は季節の気温差がある。

 しかし、最近はいわゆる省エネ部署を設ける企業が増え、そのようなお客様から可能な範囲で数字をいただけるようになった。タイは年を通して温度の変化が少なく、日本よりは統計が取りやすいようだ。それによると、クールサーム塗装の投資は3年以内に償却できる計算だった。

 また、タイは日本より日差しが強く、効果の低減も早いという印象を受けていたが、弊社が10年以上前に施工した屋根を検査しても、日本より状態が安定している例が多い。今後、効果持続の本格的なデータ収集ができていくだろう。

省エネと環境改善

 タイは電気代が常に右肩上がりだ。弊社設立のころが1キロワット当たり2.8バーツ、最近は3.5―4.0バーツまで上昇している。最近は特に、「省エネ」「環境改善」に取り組む企業さまからのお引き合いが増えてきている。ただ繰り返しとなるが、弊社が販売するのは製品でなく効果だ。タイは絶対的な温度が高い。例えばクールサームで40度を34度に下げたとしても、仕事場は「まだ暑い」となる。誠意を持ってご説明し、ご理解いただくことが重要だと思っている。

 日本では、社名の「大高商会」は知らずとも「クールサーム」の名前は非常に知られている。タイでも日本のようにクールサームの名を広めていきたいと思っている。数字だけの売り上げは目標ではない。責任施工で一件ずつこなし、効果を上げていくのが目標だ。

DAIKO SHOKAI (THAILAND) CO., LTD.
住所:11th Sorachai Building 23/10, Soi Sukhumvit 63 Sukhumvit Rd., Klongtonnua, Wattana, Bangkok 10110
電話:0-2714-3251~3 ファクス:0-2714-3254 Eメール:daiko@daikoshokai.com
ウェブサイト:www.daikoshokai.com
《newsclip》

特集



新着PR情報