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「クラ地峡運河推進を」 タイ国王側近が公開状

2016年1月11日(月) 18時00分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ国王の諮問機関である枢密院のターニン・クライウィチアン顧問官(元首相)が9日、「クラ地峡運河」の建設を前向きに検討すべきとするプラユット首相(元陸軍司令官)宛の公開状を出した。

 クラ地峡はマレー半島の幅が狭くなっている部分で、最短部は44キロ。ここにタイ湾、南シナ海とアンダマン海、インド洋を結ぶ運河を建設すれば、海上交通が混雑し、海賊の危険もあるマラッカ海峡をう回でき、海運の所要時間も短縮されることから、過去に何度も、運河の建設構想が浮上した。昨年には、運河の建設でタイと中国が合意したという報道があったが、両国政府はこの報道を否定した。

 ターニン枢密顧問官は公開状で、「クラ地峡運河の建設は安全保障や外交上の理由で見送られてきたが、状況は変わった」「中国などが建設に関心を示しており、事業化調査を実施するいい機会」などと主張。運河の建設で、タイは世界的な物流拠点となると呼びかけた。

 中国政府は中国から欧州までインフラで結ぶ陸と海の経済圏「一帯一路」構想を打ち出している。自国主導で新たな国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)も発足させた。クラ地峡運河の建設は、こうした中国の構想、戦略と合致しており、建設実現に向け、タイへの働きかけを強めているようだ。
《newsclip》

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