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ギリシャ・ピレウス港の競売、中国コスコが唯一応札

2016年1月15日(金) 14時49分(タイ時間)
【中国】ギリシャ政府による大型港湾権益の競売に、中国企業1社のみ参加した。ピレウス港の権益67%を売却する計画が推進されている。

 デンマーク海運コングロマリットのA.P.モラー・マースクは、今回の応札を見送った。同社はギリシャ北部に位置するテッサロニキ港への投資を希望しているとされる。広州日報などが14日付で伝えた。

 ピレウス港はアテネから南西約15kmに位置。東欧諸国への玄関口であり、中国にとっては欧州貿易での中継拠点となる。コスコは権益67%を7億ユーロ(うち半額は向こう5年内の港湾インフラ向け投資)で購入する意向という。

 ギリシャ当局は12日、中国遠洋控股公司(コスコ)に対し、さらに詳細な書類の提出を要求。審査を経て、正式決定する運びだ。ピレウス港の時価総額は2億5000万ユーロ(約317億円)とされる。

 当初からコスコの落札が確実視されていた。傘下の港湾管理会社を通じ、すでに2008年時点でピレウス港の2号・3号コンテナふ頭の35年間リース契約を締結し、10年になって正式運営に乗り出していたため。年間の貨物取扱量は、当初の68万5000TEUから14年には298万7000TEU(↑336%)に拡大している。また、15年1月22日には、3号コンテナふ頭の拡張工事に着手。完工すれば、年間の取扱能力は、現在の370万TEUからさらに620万TEU(↑68%)まで膨らむ。
《亜州IR株式会社》


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