RSS

中国広核集団のルーマニア原発整備、現地政府が支援約束

2016年1月24日(日) 17時08分(タイ時間)
【中国】中国国営企業が原子力発電設備を東欧ルーマニアに輸出する。原子力発電大手の中国広核集団(CGN)は21日、ルーマニア国営原発会社のSNNと共同で原発事業を推進することでルーマニア政府の承認を得たと発表した。

 ルーマニアはチェルナヴォダ原発3~4号機の建設計画を国策的に支援することを約束。電力市場改革、電力料設定などで便宜を図る考えを表明した。ルーマニア5番目の都市で黒海最大の港町、コンスタンツァに建設する。カナダの技術を導入し、すでに1号機と2号機は整備済み。それぞれ1996年と2007年に運転を開始した。

 これに続く3号機と4号機は、中国企業に建設を任せる。いずれも発電能力を74万キロワット以上に設定する予定。投資額は72億ユーロ(約9200億円)を見込む。

 CGNとSNNは、合弁会社の中広核羅馬尼亜核電公司を設立する。これまでの報道によると、合弁会社への出資比率は、SNNが49%、CGNが51%を予定。開発、建設、運営の母体となる。

 ルーマニアとの原発分野での協力は、欧州で英国に続く動き。訪英した習近平・国家主席は2015年10月21日、キャメロン英首相との共同記者会見で、CGNを筆頭とする中国企業が英ヒンクリー・ポイント原発の建設に協力することで合意したと表明した。中国側は総工費の3分の1に当たる60億ポンド(約1兆円)を出資する。

 また英ブラッドウェル原発に、中国の国産原子炉「華竜1号(HPR1000)」が導入されることも決まった。中国はルーマニア向けにも、同原子炉を輸出する考えとみられている。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報