RSS

元ソープ王のタイ政治家、飲み屋街取り壊しで禁錮2年確定

2016年1月29日(金) 01時00分(タイ時間)
チューウィット氏(2014年撮影)の画像
チューウィット氏(2014年撮影)
写真提供、Mee Cathay
チューウィット氏(2014年撮影)の画像
チューウィット氏(2014年撮影)
写真提供、Mee Cathay
チューウィット氏(2014年撮影)の画像
チューウィット氏(2014年撮影)
写真提供、Mee Cathay
【タイ】バンコクの飲み屋街を店主らの同意を得ずに取り壊したとして、チューウィット・カモンウィシット前下院議員ら66人が器物損壊、脅迫などの罪に問われた裁判で、タイ最高裁判所は28日、被告全員に禁錮2年の実刑判決を言い渡した。

 チューウィット氏は判決後、収監された。同氏は判決前、どのような判決も受け入れ、恩赦を請願しないと話していた。

 この飲み屋街はスクムビット通りソイ10にあったが、2003年1月26日未明、100人以上の作業員と重機により一晩で取り壊された。地権者のチューウィット氏はこの土地にソープランドの建設を計画していたが、店側が立ち退きを拒んでいた。事件後、チューウィット氏は政界に転身し、飲み屋街の跡地には「チューウィット公園」という名の公園が作られた。

 取り壊しにあった店主らが裁判に訴え、一審の刑事裁判所は2006年、チューウィット氏らに無罪判決を下した。二審の控訴裁判所は2012年、被告131人のうち、チューウィット氏に懲役5年、その他の被告66人に懲役10カ月から5年の実刑判決を言い渡した。64人は無罪となった。これを受け、チューウィット氏らが上告していた。


〈チューウィット・カモンウィシット〉
1961年、バンコクの中華街生まれ。父親は繊維工場を経営。タイの名門大である国立タマサート大学商学部を卒業後、米国に留学。帰国後、ソープランドの経営を始め、一時はバンコクで数百人収容のソープランド数館、ホテルなどを展開した。2003年、同氏のソープランド新館建設予定地で、立ち退きを拒んでいた店舗数十店が100人以上の男と重機により1晩で強制撤去される事件が起き、チューウィット氏は警察の取り調べを受けた。チューウィット氏はこれを不快とし、警察への贈賄を暴露。具体的な額や贈賄先は明かさなかったが、警察との関係が悪化した。警察とのトラブルが深まる中、突如政界入りを発表。ソープランドを売却、2004年のバンコク都知事選に出馬し、2位に入った。2005年にはチャートタイ党所属で下院総選挙に立候補し当選。しかし翌年、選挙規定違反で失職した。2008年のバンコク都知事選に再挑戦したが、テレビ番組に出演した際にキャスターの男性に殴るけるの暴行を加えるというトラブルを引き起こし、落選した。私生活では妻に暴行で訴えられたことがある。2011年の下院選に新党「ラック・タイランド(タイを愛する)党」を設立し出馬、当選した。
《newsclip》


新着PR情報