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中国:病院の「受付番号売り」、規制強化でも横行=北京

2016年1月31日(日) 18時57分(タイ時間)
【中国】中国では一般の人が病院で医師、特に有名専門医に診てもらうことが難しいため、高額の手数料を取り、患者に代わって予約を取りつける「号販子(受付番号売り)」と呼ばれるブローカーが存在する。

 「号販子」の行為は「病院の予約が取りにくい状況をさらに深刻化させる」として社会的に問題視され、当局が規制を強化したものの、北京の複数の病院では今もこうした行為が横行しているという。新華社が27日付で伝えた。

 新華社の記者が北京の病院3カ所で覆面取材を行ったところ、いずれにも「号販子」が存在し、警備員が「仲介」してくるケースもあることが分かった。

 ある病院では記者が受付の前にいると、40代ぐらいの男が「専門医を予約したいのか」と話しかけてきた。この男が「号販子」で、記者に「普通の専門医の予約は手数料が300~500人民元(約5500~9100円)。有名専門医なら2500人民元だ」と持ちかけた。受付でまともに予約すれば、有名専門医の手数料は500人民元で、「号販子」はその5倍もの料金をとることになる。

 「号販子」は「診察の3カ月前」といった予約開始のタイミングで受付に並んで予約を大量に押さえ、予約したい人に転売する。新規の患者をとらない医師の場合は、予約する人が以前からその医師にかかっているかのような偽造文書も作成。医師は偽造だと分かっても、その患者が診察を受けるために高額の手数料を支払っているといった状況を考え、「次はだめですよ」などと注意するだけで黙認するケースもあるという。

 別の病院では記者が警備員に「すぐに予約をとれる方法はないか」と尋ねたところ、警備員が「この番号に連絡するといい」と言って、「号販子」の電話番号のメモを渡してきた。仲介料を受け取っているのかは明らかでないが、その警備員は「『号販子』もまともに予約をしてその番号を売っているのだから、何も言えない」と話していた。
《亜州IR株式会社》


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