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妊婦感染で小頭症の恐れ ジカ熱、タイでも感染者

2016年2月3日(水) 14時45分(タイ時間)
タイ保健省の記者会見(2日)の画像
タイ保健省の記者会見(2日)
写真提供、タイ保健省
【タイ】中南米などで流行している感染症、ジカ熱について、タイ保健省は2日、タイ国内で毎年5人程度患者が発生していることを明らかにした。

 今年1月下旬にも、発熱などの症状を訴えた20代のタイ人男性がバンコク都内の公立プミポンアドゥンヤデート病院でジカ熱と診断され、2日間入院後、症状が改善したため、退院した。この男性は国外渡航歴がなく、タイ国内で感染したとみられる。

 また、日本の国立感染症研究所によると、2014年にタイ南部のサムイ島を訪れた日本人男性(41)が帰国後、ジカ熱と診断された。

 ジカ熱については、妊娠中に感染した場合、脳の発育が不十分な小頭症の新生児が生まれる恐れが指摘されている。世界保健機関(WHO)は1日、「科学的には証明されていないものの、妊娠中のジカウイルスの感染と小頭症との因果関係が強く疑われる」として、ジカ熱の流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言。媒介となる蚊の個体数の抑制、妊娠中の女性が蚊に刺されることの防止、ワクチンの開発促進などの対策を打ち出した。

 タイ保健省はWHOの緊急事態宣言を受け、医療機関に対し、ジカ熱が確認された場合、同省に報告することを義務付けた。また、タイ国内で流行はみられないとして、国民に対し、動揺しないよう呼びかけた。

 日本の厚生労働省によると、ジカ熱はジカウイルスに感染することで起こる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状。ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染する。感染しても全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともある。
《newsclip》

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