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中国化工が農薬世界最大手を傘下に、5兆円でシンジェンタ買収

2016年2月4日(木) 13時40分(タイ時間)
【中国】国有化学メーカーの中国化工集団は3日、農薬生産で世界最大手のスイス・シンジェンタ(SYT/NYSE)を買収すると発表した。

 買収価格は1株当たり465米ドルで、総額430億米ドル(約5兆1430億円)以上。中国企業による海外買収案件で過去最大の規模となる。中国化工集団は全株式の取得を目指し、公開買い付けを行う方針だ。

 アグリビジネスを手がけるシンジェンタは、農薬市場で世界最大手、種苗市場でも世界上位。同社に対しては、種苗世界2位の米モンサントも買収を提案していたが、シンジェンタ側が拒否している。

 中国化工集団の発表によると、同社はシンジェンタを買収した後もスイスの拠点や人員を残す方針。シンジェンタの高いブランド力を生かすとともに、「農業ハイテク」分野での技術力を取り込みたい考えだ。

 中国化工集団は昨年以降、大型の海外買収案件を相次いで発表。イタリアのタイヤメーカー、ピレリを71億ユーロ(約9300億円)で買収したほか、先月には射出成形機メーカーの独クラウス・マッファイを9億2500万ユーロで買収すると発表している。
《亜州IR株式会社》

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