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中国:“EVは不便”、電池消耗ピッチや充電環境に不満続出

2016年2月9日(火) 13時02分(タイ時間)
【中国】中国で国策的に普及が推進されている電気自動車(EV)について、実際の使用過程で不便さを訴える消費者が後を絶たない実態が改めて明らかになった。

 北京市内のEV充電スタンドでEV利用者13人をインタビューしたところ、バッテリー消耗の異常な速さ、航続距離の不足、充電環境の不備――などの不満を訴える意見が相次いだという。独自の取材結果として、証券日報が8日までに伝えた。

 北京汽車が生産するEV「EV200」を所有するある女性オーナーは、冬期にヒーターを使用すると、航続距離が極端に落ちると語る。メーカーが公式発表する航続距離は、時速60キロ走行の場合で245キロ。しかしヒーターを入れた状態で走行すると、10キロも走らないうちに電池が切れるという。この女性は、「メーカーが示す航続距離は最大値で、実際の路面状況や交通量、運転のくせなどである程度の誤差が生じることは分かっている」と理解を示しながらも、数値のズレが大きすぎる点を問題視。その上で、「氷点下10度以下の北京で、バッテリーの消耗を節約するためにヒーターを点けないなど非現実的だ」と訴えた。

 さらに、極端に冷え込んだ日は、充電自体が不可能になるケースもあるという。充電ができたとしても非常に時間がかかる状況。冬期は急速充電器を使用しても、フル充電までに2時間を要し、時間とお金を無駄に費やしている現状を吐露している。

 また、充電環境に不満を訴える消費者も多かった。スーパーなどの商業施設に設置される公共充電器に関して、駐車車両に占領されて使用できない状況に陥るケースが散見されている。実際、北京市内のカルフール店では、駐車場に設置された充電スポット20カ所のうち、7割にあたる14カ所にガソリン車などの従来車両が停められていて使用できない状態にあった。週末の混雑時などには、すべてが駐車車両に占拠されるという。

 このほかに、充電目的で停車する際も、駐車料金を別途請求されることに異議を唱える消費者の声が聞かれた。
《亜州IR株式会社》


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