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中国企業の海外M&A活発、最大ターゲットは欧州企業か

2016年2月10日(水) 13時03分(タイ時間)
【中国】中国企業が過去最大規模の海外企業買収を展開している。中国経済の鈍化を背景に、海外市場開拓をさらに加速している状況だ。

 中国企業によるこの海外買収熱について、英紙フィナンシャルタイムズは「1980年代後半に活発化した日本企業の第一次海外進出ブームを彷彿させる」と報じている。

 国有化学メーカーの中国化工集団は3日、農薬生産で世界最大手のスイス・シンジェンタ(SYT/NYSE)を430億米ドル(約5兆730億円)で買収することで合意したと発表した。シンジェンタの株主や当局に承認されれば、中国企業による外国企業買収としてこれまでで最大案件となる。

 今年に入って世界で公表された大型海外M&Aは、合計で5件。そのうち4件(中国化工集団の案件を含む)は、中国企業による米国・欧州資産の取得案件だった。その資産総額は、617億米ドルに膨らんでいる。また中国企業による海外M&Aは、2015年通年で総額6560億米ドルを記録。過去最多を更新した。

 欧米の銀行業界では、「中国企業による海外企業買収案件は今後激増する」との見方がコンセンサス。ある投資銀行のアナリストは、「その最大の対象は、欧州企業に定められる可能性が大きい」との見方を示している。

 また足元の人民元安について、JPモルガン・アジア太平洋地区M&A部の責任者は、「中国企業の海外M&Aに与える影響は軽微」との認識。「現在明らかにされている買収案件は、中国企業がこれまでに練ってきた長期戦略の一部」と分析したうえで、「元安トレンドに入る前に計画がすでに定められたものが多い」と指摘した。
《亜州IR株式会社》

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