【中国】2015年の中国携帯電話市場は、4G端末の普及が一段と進んだ。
中国信息通信研究院のまとめによると、携帯電話の国内出荷は、前年比14.6%増の5億1800万台に拡大。そのうち、4G端末の比率は85%に上昇した。同年に新規発売された機種でみても、4G端末で75.8%の比率。3Gから4Gへの過度期が基本的に終了した。国産ブランドの携帯の出荷は、21.1%増の4億2900万台に伸びている。
4G端末の音声ソリューションに関しては、音声通話時に従来の3G通信網に接続先を自動的に切り替える「CSFB」機能が主流だった。15年に中国で発売された4G端末は、「CSFB」搭載機種で97.8%を占めている。一方で一部通信事業者は同年に、「VoLTE」(音声信号もデータ化してパケット交換網で送受信する方式)の商用化開始を宣言した。同方式を支持する4G端末も徐々に出回り始めている。
マイクロプロセッサ(MPU)に関しては、オクタコア(8コア)プロセッサが最高性能。15年に発売された4G端末に占める8コア搭載モデルの比率は、32.3%にまで拡大した。ただ市場の主流は、依然としてクアッドコア(4コア)搭載モデル。15年に発売された4G端末の64.9%を占めた。
4G端末搭載プロセッサの処理速度は、2.7GHzが最速。PCと同等の速さだ。ただ2.0GHzを超える高速処理プロセッサを搭載するハイエンド機種の比率は、11.2%にとどまっている。足元の普及型モデルは1.5G~2.0GHz。15年に発売された4G端末の66.43%を占めた。
また15年の中国携帯電話市場では、測位機能搭載機種の普及が一段と進んだ。同年に中国で販売された全携帯電話のうち、同機能搭載モデルの比率は76%に拡大した。4G端末に限ると、同比率は95.7%に上昇する。
中国独自の衛星測位システム「北斗」の携帯端末への応用も進む。15年に発売された4G端末のうち、「北斗」システムを支持する端末の比率は25%を超過。前年比で6ポイントあまり拡大した。
12月のスマートフォン出荷は、前年同期比32.8%増の5088万1000台。国内出荷全体の90.1%を占めた。うちアンドロイド端末は4276万9000台(スマホ全体の84.1%)に上る。
中国:15年の携帯電話出荷5.1億台、4G端末で85%占める
2016年2月15日(月) 12時29分(タイ時間)
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