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中国:1月の米ドル建て輸出11.2%減、予想以上の落ち込みに

2016年2月16日(火) 11時19分(タイ時間)
【中国】中国の輸出入総額は今年1月に、前年同月比14.3%減の2916億6400万米ドル(約33兆1250億円)に低迷した。

 国内外の景気減速を背景に、厳しい貿易環境が続いている。うち輸出は11.2%減の1774億7500万米ドル(市場予想は1.8%減)と、7カ月連続のマイナス成長。減少率は前月の1.4%から9.8ポイント拡大した。中国海関総署(税関)が15日発表した。

 輸入も18.8%減の1141億8800万米ドル(市場予想は3.6%減)と、15カ月連続で前年同月の実績を割り込んだ。減少率は前月の7.6%を11.2ポイント上回っている。単月の貿易黒字は632億8700万米ドルと、前月比で5.3%拡大した。

 一般貿易の輸出入総額(人民元ベース)は9.0%減の1兆800億人民元に縮小した。海外貿易全体に占める割合は57.4%と、前年同期から0.5ポイント拡大している。うち一般貿易の輸出は2.7%減少した。

 相手国・地域別の輸出額(米ドルベース)は、香港を除く主要エリアで軒並み低迷。最大の貿易相手であるEUが18.1%減少したほか、米国は26.7%、日本は15.9%、アセアンは14.5%ずつ落ち込んでいる。

 品目別の輸出額(人民元ベース)は、機械・電力設備、伝統的な労働集約型製品ともに縮小した。輸出全体の55.3%を占める機械・電力設備は6.8%減の6327億5000万人民元。全体の23.3%を占める7大労働集約型製品(服飾、紡績品、靴類、家具、プラスチック製品、バッグ、玩具)は1.3%減の2665億1000万人民元に低迷した。

 ただ海関総署によれば、1月の「貿易輸出先行指数」は31.7となり、前月比で0.5ポイント上昇。同指数が前月比で上昇するのは、2015年2月以来、約1年ぶりという。このことから同署では、今年第2四半期(4~6月)に「輸出への圧力が緩和される」とみている。

 海関総署が12年から発表している「貿易輸出先行指数」は、輸出企業の受注状況などに基づいて算出。向こう2~3カ月間の輸出企業の景況感を表す先行指標とされる。50が好不況の節目。
《亜州IR株式会社》


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