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中国:河北の肺がん死亡率40年で4倍に、大気汚染と関連か

2016年2月24日(水) 00時08分(タイ時間)
【中国】河北省で1973年から2012年の間に、肺がんの死亡率が4倍に上昇したことが省内専門病院のデータで分かった。中国全土の平均値をはるかに上回り、肺がんによる死亡者の4分の1を同省が占めている。米系メディアが伝えた。

 データを発表した専門病院は、肺がん患者急増の原因を特定していない。これは政治的に非常に敏感な問題である大気汚染が原因とみられるためだ。

 上海に本部を置くニュースサイトの澎湃新聞網も、肺がん患者急増の問題を慎重に伝えた。その中で、河北省の環境担当官は「2008年から省内の大気汚染が極めて深刻になり始めた」と話している。

 中国は世界の鉄鋼の半分を生産し、なかでも河北省は国内最大の鉄鋼生産地。人工衛星から撮影した写真を見ると、同省上空をスモッグが覆っている様子がはっきりと分かるという。

 河北省に隣接する北京市と天津市でも、肺がん患者が増加している。北京の男性の発病率は2010年の時点で、10万人中75.2人と8年間で50%増えた。

 河北省腫瘍病院の賀宇トウ医師が2009年に発表した論文では、肺がんによる死亡者増加の主な原因は、高齢化ではなく大気汚染だと指摘されている。ただ、喫煙も要因の一つとみられている。
《亜州IR株式会社》

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