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中国の肥満児問題、家畜用抗生物質に関連か

2016年2月24日(水) 00時08分(タイ時間)
【中国】中国の子どもに肥満が多いのは、家畜など動物用抗生物質の大量摂取が一因――とする研究結果がこのほど、復旦大学(上海市)の研究チームによって発表された。

 この研究結果は、環境分野の専門誌「エンバイロメント・インターナショナル」に掲載されたもの。同大のチームは2012年から2014年にかけて、江蘇、浙江、上海に住む学齢期の児童約1500人の尿を採取して分析。その結果、21種類の抗生物質が見つかり、うち8割の児童の尿から複数の抗生物質が検出された。

 また、抗生物質の濃度が高い児童ほど、肥満のリスクが高いことも分かった。抗生物質の中でも、家畜など動物用の抗生物質が肥満と密接に関連していたという。

 復旦大の研究チームは、動物用の抗生物質が水や食べ物を通じて児童の体内に入ったとみている。チームは今後、抗生物質の摂取の経路を詳しく調べる考えだ。

 中国の抗生物質使用量は、2013年の時点で年間16万2000トン。世界の半分を占める規模だ。うち動物用が52%、ヒト用が48%で、5万トン以上が水や土壌に排出されたとみられている。
《亜州IR株式会社》

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