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中国は米国次ぐ世界第2の「開発大国」、人材育成では首位

2016年2月25日(木) 11時12分(タイ時間)
【中国】研究開発の分野で、中国は米国に次ぐ「第2の大国」として確固たる地位を築いた。

 米国国立科学財団(NSF)がこのほど発表した「科学・工学指標」の中で示された各種データ内容から判明したもの。「科学・工学指標」は、米国内外における科学・工学分野でのアウトプット、雇用状況、教育活動などに関する数値データ集。NSFから隔年に刊行されている。

 今年発表された同報告書では、科学技術分野で中国が世界的に突出した地位にある実態が数値で示された。

 まず理工科人材の育成分野で、世界トップレベルに位置している。中国では、「科学・工学」学位取得者数が2000年以降の12年間で4倍超に拡大。米国、欧州、アジアのその他国の増加ピッチを大きく上回った。

 一方で、「科学・工学」博士の取得者数は、米国に次ぐ世界2位。米国では2000年以降に科学・工学博士号を取得したおよそ半分が臨時ビザの保有者だった。その出身国は、中国とインドが最も多い。

 研究開発支出の規模でも、中国は米国に次ぐ世界2位だった。その額は、EU(欧州連合)の総和に迫る水準にある。購買力平価で計算した世界の研究開発支出に占める比率で、中国は約20%。米国(27%)に次ぐシェアにあった。

 さらに研究開発支出の増加額でも、中国の勢いが目立つ。2003~13年の10年間では、世界の研究開発支出増加額の3分の1を中国が占めた。米国の同シェアは、それ以前の35%から27%へと縮小。欧州も同27%から22%へと低下した。

 このほか中国は、科学論文発表件数、ハイテク技術製造分野での付加価値額でそれぞれ世界2位の規模。さらにクリーンエネルギー分野への投資額で、世界最大規模にあった。14年の世界クリーンエネルギー投資額は2810億米ドル(約31兆4600億円)に上る。国別では、中国が31%を占めて最大。以下、EU(17%)、米国(15%)が続いた。
《亜州IR株式会社》

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