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中国:「男余り」さらに深刻に、農村部で女性の地位に変化も

2016年2月26日(金) 12時27分(タイ時間)
【中国】中国で出生男女比の不均衡により、結婚できない男性が多く存在する「男余り」問題が騒がれて久しい。しかし、この問題に詳しい専門家は「『男余り』が本当に深刻化するのはこれからだ」と指摘している。華西都市報が24日付で伝えた。

 国家統計局によると、中国では2015年に出生男女比が女児100人に対して男児113.51人だったが、過去20年余りをさかのぼると、この比率は「女児100人に対して男児120人超」という時期もあった。西安交通大学・人口発展研究所の李樹サツ(サツは草かんむりに「出」)教授によると、1980年から2010年に生まれた男性は女性より約3600万人多く、この男性たちが今後、続々と結婚適齢期を迎える。そのため2010年以降、中国は数十年にわたる「男が結婚しにくい時代」に突入。80年代以降に生まれた男性の10~15%が「結婚相手がいない」または「望む時期に結婚できない」状況となる見通しだ。

 李教授によれば、「男余り」の問題は都市部よりも農村部でより深刻。そもそも「男余り」は中国の一人っ子政策や農村部の都市化などの要因が重なって生じた。もともと「男尊女卑」の考えが強い農村部には男児が多く生まれ、大人になっても多くの男性が残る。そうして中国各地に「結婚できない男村」が数多くできているという。

 こうした農村部では、結婚相手となる女性が大事にされるようになった。過去には敬遠された離婚歴のある女性も結婚相手には困らない状況。また、低かった女性の家庭内での地位に変化が生じ、「姑が嫁に気を使う」ようになったほか、「婿入り」も恥ずかしいこととは認識されなくなってきたという。
《亜州IR株式会社》

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