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タイ国王、熱下がる 抗生物質静脈内投与中止

2016年3月9日(水) 11時54分(タイ時間)
【タイ】バンコクのタイ国立シリラート病院に入院中のプミポン国王(88)の健康状態について、タイ宮内庁は8日、熱が徐々に下がり、関節の炎症が解消したなどと発表した。

 これを受け、抗生物質の静脈内投与は中止した。抗生物質の投与、酸素吸入は続ける。

 国王は昨年12月から、高熱、肺の炎症などの症状で治療を受けている。

 プミポン国王は2009年からシリラート病院に長期入院し、2013年8月に退院。2014年10月に再度、同病院に入院し、胆のう炎で胆のうの摘出手術を受けた。同年11月には大腸憩室炎で抗生物質の投与など治療を受けた。2015年5月10日に退院したが、同月31日に再度入院した。


〈プミポン・アドゥンヤデート国王〉
 1927年、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。祖父はタイの現王朝の中興の祖である5代目チュラロンコン大王、父はチュラロンコン大王の数多い息子の1人だったマヒドン皇太子、母は中国系の一般女性。
 タイの絶対王政を廃した1932年の立憲革命とその後の第2次世界大戦の影響で、1934年から1952年まで主にスイスに滞在し、同国のローザンヌ大学で政治学、法学などを学んだ。スイスで共に暮らした兄が8代目の王に即位した直後に変死したため、1946年に9代目の王に即位。1950年にタイで戴冠式を行った。
 タイへの本帰国後、全国で多数の農業プロジェクトを手がけ、遠隔地の視察、低農薬農業や代替燃料の開発などに取り組んだ。「微笑みの国」と呼ばれるタイの国王でありながら、公の場ではほとんど笑顔を見せず、峻厳なイメージがある。一方、社会的弱者の救済に熱心とされ、国民からは「ポー(お父さん)」と呼ばれ、国父として深く敬愛されている。
 1950年に結婚した王族のシリキット王妃との間に、ワチラロンコン皇太子、ウボンラット王女、シリントン王女、ジュラポン王女の1男3女。
《newsclip》

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