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中国:化学品3400トン不法投棄で27人逮捕、有毒ガスによる死者も

2016年3月10日(木) 13時17分(タイ時間)
【中国】河北省公安庁(警察)は4日、化学品廃液3400トンを不法投棄した疑いで、同省石家荘、廊坊などの各市で活動していた2つの犯罪グループを摘発したと発表した。

 同省保定市公安局により、グループに属する27人が逮捕されている。不法投棄に関連し、死者も確認されている。法制日報が伝えた。

 2015年5月、保定市内の食堂経営者が調理場内で仕事中、正体不明の気体を吸って倒れ、翌日死亡する事故が発生した。警察などの調べによると、食堂に隣接する駐車場の下水槽内で有毒な硫化水素が発生。下水管を経由して調理場内に流れ込み、経営者が吸ったとみられることが分かった。

 この下水槽は、化学品廃液を下水道に流すために犯罪グループが設置したものだった。企業から引き取ったアルカリ性と酸性の廃液を同時に下水槽に流し込んだため、化学反応で硫化水素が発生したという。

 下水道がつまっていたことも、硫化水素が発生した原因とされる。また、食堂調理場の排水口には、臭気や有毒ガスの逆流防止装置が設置されていなかった。

 犯行グループは14年ごろから、河北省や北京市の企業約20社から金銭をもらって廃液を引き取り、下水槽や河川敷などに不法投棄していた。
《亜州IR株式会社》

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