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中国:欧州・北米向け直接投資が最多記録、15年は400億米ドル

2016年3月14日(月) 00時36分(タイ時間)
【中国】中国の欧州、北米向け直接投資が2015年に過去最高の合計400億米ドル(約4兆5300億円)に拡大した。

 欧州向けで230億米ドル、米国向けで150億米ドルなど。400億ドルのうち、7割超の290億米ドルは不動産、ホテル、自動車、金融、商業、ITの各分野に投じられている。ベーカー&マッケンジー法律事務所がこのほど報告した。

 欧州向けの直接投資地は、伊が78億米ドル、仏が36億米ドル、英が33億米ドル、蘭が25億米ドル、独が13億米ドルなど。これらで欧州全体の78%を占めた。大型の投資が相次ぐなか、伊と仏は前年比で2倍以上に膨らんでいる。大型投資の反動減で、英は35%縮小した。

 米国向けの直接投資地は、ニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州が上位に並んだ。金融サービス、不動産向けの投資活発化を受けて、ニューヨーク州は274%増の54億米ドルに拡大している。ITと不動産に対する投資が盛り上がるなか、カリフォルニア州は22%増の34億米ドルに達した。半面、カナダは減少。資源・エネルギー向けの投資が委縮した。

 投資家別の傾向にも言及。中国国営企業は欧州投資を好む実態が分かった。民営企業は米国投資を先行する例が多いという。

 中国の欧州、北米向け直接投資は、今世紀に入って累計2050億米ドル(欧州970億米ドル、北米1080億米ドル)に積み上がった。その8割は、11年以降の投資でもたらされている。16年に関しても、大型投資が頻発する見通しだ。
《亜州IR株式会社》


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