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タイの900メガヘルツ帯、再入札へ 落札企業が資金調達失敗

2016年3月21日(月) 18時15分(タイ時間)
NBTCの記者会見(21日)の画像
NBTCの記者会見(21日)
写真提供、National Broadcasting and Telecommunications Commission
NBTCの記者会見(21日)の画像
NBTCの記者会見(21日)
写真提供、National Broadcasting and Telecommunications Commission
NBTCの記者会見(21日)の画像
NBTCの記者会見(21日)
写真提供、National Broadcasting and Telecommunications Commission
NBTCの記者会見(21日)の画像
NBTCの記者会見(21日)
写真提供、National Broadcasting and Telecommunications Commission
【タイ】タイの通信会社ジャスミン・インターナショナルは昨年12月の入札で落札した第4世代(4G)携帯電話サービス用の周波数900メガヘルツ帯の利用権料の支払いを期限の21日までに行わず、権利を失った。

 入札を実施したタイ放送通信委員会(NBTC)が21日、明らかにした。

 ジャスミンは同日までに、利用権料の1回目、80・4億バーツを支払い、落札額の残りの額の銀行保証を提出する必要があった。同社は携帯電話事業への新規参入を目指していたが、今回の落札額は年商規模の5倍に上り、設備投資の負担や先行3社との競争を考えると、事業の先行きは困難と見られていた。こうした懸念から、銀行が融資に応じなかったもようだ。

 NBTCはジャスミンの入札保証金6・4億バーツを没収する。また、入札のやり直しにかかる費用約1・6億バーツと、次回の落札額が前回のジャスミンの落札額を下回った場合の差額の支払いをジャスミンに要求する方針だ。

 NBTCは昨年12月、900メガヘルツ帯の2つの利用権を入札にかけ、足かけ5日間に及ぶ競り合いの末、タイ携帯電話サービス3位トゥルームーブが763億バーツ、ジャスミンが756・5億バーツで落札した。

 入札にはシンガポール政府資本系のタイ携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)とノルウェー通信大手テレノール傘下でタイ携帯電話サービス2位のトータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)も参加したが、落札額が入札開始価格の6倍近くに達するなど高騰したため、両社は採算が合わないと見て撤退した。

 トゥルームーブは今月11日に初回の利用権料80・4億バーツと残額の銀行保証をNBTCに提出し、14日に免許を受領した。銀行保証には中国の大手行である中国工商銀行、タイのバンコク銀行、カシコン銀行、サイアム・コマーシャル銀行、クルンタイ銀行、キアットナーキン銀行の6行が加わった。トゥルームーブの親会社トゥルーはタイ最大級の財閥CPグループの子会社で、中国の携帯電話サービス最大手、中国移動から18%の出資を受けている。

 ジャスミンはタイのポータラミック家が創業。タイ証券取引所(SET)上場で、ブロードバンドサービス、海底ケーブルの敷設などを手がける。2015年の売上高は145・7億バーツ。
《newsclip》

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