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石炭火力発電で水消費増大、中国北方の水不足深刻化

2016年3月29日(火) 13時48分(タイ時間)
【中国】環境非政府組織(NGO)グリーンピースはこのほど、石炭火力発電所が中国北方地区の水不足をさらに深刻化させていると指摘するリポートを発表した。

 その内容によると、中国の石炭火力発電所の45%は、地表水が過度に利用されている「過度取水地区」に位置。これらで年間合計34億立方メートルの水資源を消費するようになった。石炭火力発電所の水消費量は、中国全体で年間74億立方メートル。過度取水地区の発電所が半分近くを使っている計算だ。

 中国は2013年末現在、過度取水地区でさらに計237ギガワット(GW)の石炭火力発電所の建設を計画中。完成後、水使用量がさらに18億立方メートル増加する見通しだ。中国では石炭産業が盛ん。もともと水資源が不足している地域で、状況がさらに深刻化している。

 黄河中流の支流「窟野河」流域では、地下水の過剰取水、河川流量の不足、河川の断流などが深刻。水環境が著しく悪化した。2020年には、石炭産業の水消費量が1億9806万立方メートルに拡大する見込み。同流域の水供給量(1億8845万立方メートル)を上回ることになる。
《亜州IR株式会社》

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