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ベトナム国境警備当局が中国船拿捕、領海侵犯で3人取り調べ

2016年4月5日(火) 23時09分(タイ時間)
【ベトナム、中国】中国とベトナムとの間で、海洋権益をめぐる新たな摩擦の種が表面化した。

 領海の主権を脅かした――との理由で、ベトナムの国境警備当局は3月31日に、燃油を満載した中国貨物船「瓊洋浦13056号」を拿捕。ベトナム北部最大の港湾都市、ハイフォン港に係留したという。シンガポール紙の聯合早報などが4日までに報じた。

 軽油10万トンあまりを載せた貨物船は、「漁船」を偽装。トンキン湾に位置するバクロンヴィー島(ベトナム領)の沖合いを航行していたところ、ベトナム国境警備当局に身柄拘束されている。船長を含めた中国船員3人は、ハイフォンに連行された。

 漁船を装った中国貨物船は、ベトナム領海で違法操業する中国漁船団に対し、燃料を提供していたとみられる。

 中越の両国間では、南シナ海島嶼エリアの主権帰属で摩擦が発生。2014年5月26日には、中国の船舶が故意に体当たりし、ベトナム漁船を沈没させる事態に発展した。中国側は40隻を超える船団でベトナム漁船数隻を包囲していたという。乗り込んでいた漁師10人は、仲間の僚船によって全員救助されている。沈没した漁船は、ダナン市を母港としていた。

 南シナ海は石油、ガスなど天然資源が豊富なことで知られる。中国は以前より、南シナ海の大部分が自国に属すると主張。これがベトナム、フィリピンなど周辺諸国との領有権争いを生む火種となってきた。
《亜州IR株式会社》

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