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中国:北京の山にキツネ300匹放す、違法「放生」の背後に闇組織

2016年4月17日(日) 13時34分(タイ時間)
【中国】中国北京市北部の懐柔区でこのほど、外来種のホッキョクギツネなど約300匹が無許可で山に放され、一部のキツネが付近住民の飼っていたニワトリをかみ殺す事件が起きた。

 これらのキツネは、仏教の教えに基づき、捕われた生き物を野に放して功徳を積む「放生(ほうじょう)」のため連れて来られたとみられている。ただ、合法的な「放生」では外来生物を放してはならず、事前の手続きも必要だ。こうした違法な「放生」は近年、中国各地で問題化している。背後には闇組織が存在するという。新華社が12日付で伝えた。

 懐柔区の事件では、目撃者が「3月27日にたくさんの人が車に乗って訪れ、ホッキョクギツネやタヌキ、約300匹を放していた」と証言。地元当局は4月11日までに計100匹を捕獲した。

 同様の事件は最近、安徽省黄山でも発生している。当局の調べによれば、4月7日、広東省や山東省、江蘇省などから集まった30人余りが山東省の飼育場で購入したキツネ100匹余りを運び込み、僧侶の立会いのもと、山に放した。このキツネは中国の国家2級保護動物だった。

 こうした違法行為の背後には、「放生」の参加者を募り、生き物を高額で売りつける組織があるとされる。北京当局はこれまでに、市内で約40組織の存在を把握。参加者は善行のつもりで生き物を放すが、人工飼育されてきた生き物は野生では生きていくことができず、死んで見つかる場合もある。また、外来生物の「放生」は生態系への影響も大きいとして、当局が目を光らせている。
《亜州IR株式会社》


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